2021
《Let’s talk about our dreams》B1
《Flower Language》 B1
《Fly me to the Moon》B1
行きたい場所に行けず、会いたいひとに会えない日々が続きます。
花鳥風月を愛でるゆとりも失いがちになり
夢を語ることも遠慮してしまうような、身動きのとれなさを感じます。
でも、本来、心はいつだって自由です。
憧れの月へだって一瞬で飛べるし
「私は月に行ってみたい」と、これからは遠慮なく言葉にすることにしました。
《まどろみの夢は波のない渚》A4box
《飛翔に落下する》アートフィールドいわて2021 / Gallery彩園子Ⅱ
Don’t fly too close to the Sun
Don’t fly too close to the WAVES and the SEA
DAEDALUS cautioned ICARUS to be careful
焼かれると知っていても 溺れると知っていても
飛ばずにはいられなかったのかも
きっと飛ぶことに落ちてしまった
飛翔に落下する
イカロスに想いを馳せる
《Time to say Goodbye》エコール・ド・エヌ展 / 岩手県民会館
《safe room》時空をつなぐ現代アート展 / 旧石井県令邸
好んで作品に用いる卵殻、惹かれる最大の理由は「殻に守られているから」かもしれません。
展示場所である金庫室は、たいせつなものを護る部屋。なにものにも脅かされることのない空間を作ろうと思いました。
いつの時代、どの世界、どの街、誰と居ても、独りなら。
所在ない心・行き場のない想いなら、時空を超えてこの部屋に飛んでおいで、と。祈るように。
《覚醒を夢みる》時空をつなぐ現代アート展 / 旧石井県令邸
《碧落のセイレーネス》 M3Box
「海底で迷子になったあのひの歌なら、あしたの風が届けてくれるそうですよ。」
循環を信じることは、希望か、呪いか。
2020
《透明なアオい鳥》 B1
幸せの青い鳥が空色と同じアオい羽根を持つならば
青空を羽ばたくその鳥の姿を目に映すことが出来るでしょうか
実はあなたの肩の上にとまっているかも?
私の頭の上に巣をつくっていたりして
そんな想像ひとつで
私の世界は少しだけやさしい色に変わるのです
《風孵る》2020 アートフェスタいわて2019 /岩手県立美術館
108このアルミのたまご
~2019
《Think×Feels》B1 2019
《Fly Up》B1 2019
《測深と探知》2019
連綿と続く生命の系譜の その深さを知らず
継承の核心 その有り様も在りかも また知らず
もう誰も住むことのなくなった実家を片付けていたら
古い魚群探知の記録用紙や海図などがみつかりました
継ぐ意志のない家業とはいえ
祖父や父が元気なうちに沢山はなしを聞いておくべきでした
《波打ち際に惑う》F0Box / 2019
波打ち際は、時々生死の境のようで、生者は故人を想い海沿いを右往左往するばかりです。
絶え間ない海鳴り、急き立てるような海鳥、足下に蠢く無数の小さな生命、
流れ着いては離れ行く漂流物。
「少し待ってほしい」というこちらの願いなどお構い無しです。
力強く、野蛮で美しく、なんて哀しいのだろうと思います。
溢れんばかりの生命力にはいつか必ずおとずれる死が内包されていると感じます。
私の心身の内にも海が在りますが、波打ち際は果たして生死の境で、
寄せては返す波が止まず己の生の是非を問うのです。
《絶望を殺めたアオ色》 / 2017・2018
青い空を美しいと感じてしまったので
美しいものを見て美しいとおもう心が残っていると気づいてしまったので
諦めるのを諦めた
「そこに希望を見た」とか「救われた」などとは思っていない
逃げることを認めてゆるしてほしかったのに
広く深い青色は 縋った絶望すら容赦なく殺してしまった
《明日みる夢は懐かしい》2015
アートフェスタいわて2015